よくある質問
2024年3月に発表された、日本歯科専門医機構の認定の矯正専門医とはどのようなものでしょうか。
厚生労働省の主導により、つくられた安心して矯正歯科の相談を受けられる新しい公正な矯正専門医制度です。
日本の矯正認定医の中からさらに各種試験を行い選ばれた、さらに高度な専門性を有すると認定された矯正歯科医与えられる資格です。今後は、公正で安全な矯正歯科医院を選ぶ基準となります。
第1回の2024年は、日本の矯正歯科医の中で201人(埼玉県では11名で川口市では1名)がその資格を与えられています。
引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/日本歯科専門医機構)
矯正治療の最適な開始時期は個人差がありますが、子供の場合は顎の成長が活発な時期に始めると効果的な場合が多いです。一般的には6歳頃(下の歯が前にでている場合は5歳)に初めての矯正相談をお勧めします。大人の場合は、歯と顎の状態により、どの年齢でも治療を開始できますが、早期発見・早期治療がより良い結果につながることが多いです。を行ったりします。
治療期間は個人の口腔内の状態や治療計画によって異なりますが、一般的には1年半から3年程度が目安です。治療期間は、定期的な診察と調整を行うことで最小限に抑えることが可能です。
矯正治療の費用は治療方法や治療期間、使用する装置によって大きく異なります。初診時に患者様の状態を詳しく診断した上で、具体的な治療計画と共に見積もりを提示いたします。当クリニックのHP内の費用の項目を御覧ください。
矯正装置を装着した直後や調整後には、一時的に歯が痛むことがありますが、これは歯が動いている証拠です。痛みは数日で軽減し、適切なケアと痛み止めで管理できます。なお、当医院では、痛みに配慮した痛みの少ない矯正治療を行っております。例えば、使用するワイヤーは、力が弱く、生体にやさしい、しなやかな改良型のNi-Tiの形状記憶ワイヤーを用いて、生体に優しい、より負担の少ない矯正治療を行うよう心がけています
当院では、金属製のブラケット、目立ちにくいセラミック製のブラケット、口の裏側に取り付ける舌側矯正(見えない矯正)、取り外し可能な透明なマウスピース型のインビザラインなど、患者様のニーズに合わせた多様な矯正装置を提供しています。
固い食べ物や粘り気のある食べ物は矯正装置を損傷する可能性があるため、避けることをお勧めします。また、清潔を保つためにも、食後はブラッシングを徹底してください。
矯正装置を装着している間は、通常よりも丁寧に歯磨きを行う必要があります。特別に設計された歯ブラシや必要に応じてフロスを使用して、装置の周りや歯間を清潔に保つことが大切です。
はい、治療後に歯が元の位置に戻らないようにするため、リテーナーの装着が必要です。リテーナーは、特定の期間、指示された通りに着用していただくことで、矯正治療の結果を維持します。
矯正治療は、初診相談、詳細な検査と診断、治療計画の説明、装置の装着、定期的な調整、治療の完了とリテーナーの装着、という一連のプロセスで進みます。各ステップで、患者様の口腔内の状態や治療の進行に応じた丁寧なケアを行います。
矯正治療には、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの正常化による口腔機能の向上、歯周病や虫歯のリスク低減、発音の改善など、多くのメリットがあります。また、自信のある笑顔を取り戻すことで、精神的な満足感を得られることも大きな利点です。
使用する矯正装置にはさまざまな種類があり、目立ちにくいオプションも選べます。透明なマウスピース型矯正や、歯の裏側に装着する舌側矯正(見えない矯正装置)スなど、目立たない矯正治療を希望される方に適した選択肢をご提案できます。
すべての矯正治療で歯を抜く必要があるわけではありません。しかし、過密や噛み合わせの問題を解決するために、特定のケースでは歯を抜くことが適切な選択となる場合があります。必要がある場合は、治療計画の段階で詳細にご説明いたします。基本的には、できるだけ患者様の希望にそって治療方針を相談考えております。
矯正治療中は、装置の破損を避け、衛生状態を保つために、通常より丁寧な歯の清掃が必要です。治療後も、リテーナーを適切に使用し、定期的な歯科検診を受けることで、治療結果を長期にわたって維持することが重要です。
はい、矯正治療中は装置の調整や進行状況のチェックのために、定期的な通院が必要です。通院の頻度は治療計画や使用している装置により異なりますが、一般的には4〜6週間に一度の通院が必要となります。
外科矯正に関する質問
施設や術式によっても異なりますが、術後1週間から10日前後が多いと思います。手術前日に入院することが多いですので、その日数を加える必要があります。
術前矯正治療では、手術をしてあごを動かした時にしっかり咬みあうようにならべる必要があります。抜歯をする、しないにもよりますが、10~24ヶ月前後だと思います。患者様からすると、手術までの期間はとても重要だと思いますが、歯の動き方については個人差が大きいので、予定より延長することがあります。
手術を受けるにあたって、患者様や親御さんが最も気になるところだと思います。ネットでリスクを調べて不安ばかり大きくなってしまうよりも、直接、話を聞いた方が良いと思います。一般的には、3パーセント程度で起きる狭い範囲の部分的神経麻痺等がありますが、手術を行う口腔外科を御案内しますので、そこで聞いていただくのが良いと思います。ただ一つ言えることは、口腔外科の中では、日常的に行われていてそれほど珍しい手術ではないと言うことです。そのことで少し安心して頂けると思います。
*東京医大病院では、当医院院長の鈴木が非常勤講師として外来におりますので、東京医大病院でもお会して、口腔外科の専門医と一緒に御説明させていただきます。
仕上がった形が全く異なります。骨格に問題があるものを骨格で治すのが外科的矯正治療、骨格に問題があるけれども、歯を傾斜させて、かみ合わせのみを治すのが普通の矯正治療です。外科的矯正治療ではお顔のバランスが変化します。
顎口腔診断の施設基準を満たした一部の矯正歯科専門医院もしくは大学病院等で保険適応が可能です。ちなみに、川口市では当医院を含めて2施設が指定を受けています(日本矯正歯科学会 自立支援・顎口腔機能施設リストより)。それ以外の施設では矯正治療は自費になってしまいますが、矯正治療を自費で行うと顎矯正手術も自費になりますので、費用が非常に高額になってしまいます。